MANUFACTURING PROCESS 段ボールができるまで

段ボールシート(貼合工程)

①コルゲーターに原紙をセット

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    ●コルゲーター

    段ボールの原紙を貼り合わせ、
    板状の段ボールシートを製造する機械です。
    最速毎分:300m、最大紙巾:1m80cm

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    ●原紙搬送装置

    コルゲーターへの原紙の搬入・排出を自動で行います。
    作業員から離れた定位置に原紙を置く(引き上げる)ことができるため、
    作業員の近くにリフトが近づくことなく作業負荷も軽減されて安全です。

②原紙を張り合わせて段ボールシートを製造

  • ●シングルフェーサ

    中芯を波状に成形し、糊(コーンスターチ)で裏ライナと貼り合わせます。

  • ●グルーマシンとダブルフェイサー

    グルーマシンで糊をつけ、貼り合わせを行い、
    ダブルフェイサーで180 度の熱で乾燥させます。

③段ボールシートを切断

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    ●スリッタースコアラ

    罫線を入れて、縦方向に切断します。

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    ●カットオフ

    横方向に所定の長さに切断します。

④段ボールシートを搬送

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    ●スタッカ

    各商品ごとに一定の枚数に積み上げます。

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    ●シート搬送コンベア

    シート納品の場合はそのままシート出荷場へ、ケース製造の場合は製函機の方へ移動。振り分ける作業を自動化し、人為的ミスの削減と作業負担の軽減に繋げています。

段ボールケース(製函工程)

⑤段ボールシートを製函機に移動

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    ●シート搬送装置

    ケースの材料(シート)を順番に製函機まで搬送する装置です。
    製函機の生産に合わせて、ケース材料(シート)を任意の順番に変更することや、即時に供給することも可能です。今まで作業員が行っていたことを自動化し、作業負担軽減と生産性向上が実現しました。

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    ●フレキソフォルダーグルア

    印刷から溝切り、糊付けの箱が成形されるまで1 工程で行う機械です。
    世界最高レベルの製函精度及びスピード(350 枚/分)を誇り、
    業界を代表する高性能マシンで段ボールケースを製造します。

⑥段ボールシートに印刷し、罫線や切り込みを入れる

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    ●印刷部

    凹凸版フィルム(印版)を使用してフレキソ印刷を行います。

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    ●スロッタ部

    縦方向に罫線を入れて、溝切りをし、同時にのりしろ部分も作ります。

⑦折りたたんで糊付けし、段ボールケースを製造(A 式の箱の場合)

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    ●フォールディング部

    平らな段ボールシートの状態から、のりしろ部分を糊付けして、
    折りたたんで箱形成を行います。

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    ●印刷検査装置と糊付け検査装置

    印刷検査装置、並びに糊付け検査装置の導入で、
    印刷不良(欠け、位置ずれ)や糊はがれをデジタル上で確認し、
    目視では検知する事が困難な不良の流出を防ぎます。

⑧段ボールケースを結束

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    ●カウンタエゼクタ部

    指定結束枚数をカウントし、接合部を矯正して結束工程に送り込みます。

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    ●結束機

    所定の数量で結束します。

出荷

⑨段ボールケースを積み付けて搬送

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    ●パレタイジングロボット

    最新の印刷機の生産速度に遅れることなく、
    結束された段ボールケースを正確にパレットに積み付けます。
    積み付けパターンはケース寸法・パレット寸法に合わせて、
    ロボットが最適な積み付けを選択します。

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    ●搬送レーンとAGV

    出荷する商品は出荷場へと移動し、出荷されます。
    すぐに出荷されない商品は自動で二階へと移動し、商品を積んだパレットはAGV(無人搬送車)に乗せて、専用RCS(ロボットコントロールシステム)によって最適な場所へ入庫し、出荷する際にもコンピュータ側で操作するだけで、自動で出庫します。今まで作業員が行っていたことを自動化し、作業負担軽減が実現しました。

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